ごぶさたーんです。
とうとう寒くなってしまいましたね・・・冬が始まります。
ほらまた僕のそばで・・・・
寒いの嫌いです。。。
今回は、スリナムへ輸出する用に買ったシエンタがエンジンかけるとすごい振動するんです。
↑外観写真とりわすれちゃいまして・・・ネットの拾い物の写真使ってます。
運転席に座っていると、マッサージチェアに座っている様。
シフトをDレンジにいれると、振動に加え、ごきごき(?)音が・・・
原因は何かと言いますと、エンジンマウントの劣化です。
多分車に乗られている方は何度かお聞きになったことあると思います。?ありますか?
平たく言うと、エンジンとフレームをつなげているゴムの部品です。
ゴムなので経年劣化で固くなったり、エンジンの重量を支えているので、つぶれてきたりします。
ゴムが固くなれば、本来ならばゴムが振動を吸収するところが出来なくなってしまって振動がでてきます。また、ゴムがつぶれてくると、エンジンとフレームが接触したりして音を出してきます。
ゴム部品なので、経年劣化は免れません。
で、これってオーナーさんはほとんど気が付かない場合が多いんです。
と言いますのは、オーナーさんは毎日のように車に乗る為、その振動になれちゃうんですね。
僕らが乗ると ”おーすごい振動💦” ってわかるのですが、お客様にお聞きすると、気にならないとおっしゃる場合が多いです。
以前ベンツでブレーキの修理をした際に、エンジンを掛けるとひどい振動の車輌がありました。
お客様にお聞きしてもあまり気にならないといった様子でした。
しかしながらあまりにもひどいので、交換をお勧めし、交換させて頂きました。
交換すると、新車時の振動に戻ります。振動、ほとんどありません。
お客様も今までひどい振動だったことに気付かれ、こんなに違うのか!と感激されていました。
高級車になればなるほど、費用対効果は高い部品だと思います。
でもこの車、ほんとにすごい💦
壊れてる!って感じがします。
基本、横置きエンジンならば、前後左右に1個づつあります。
今回は、左右のエンジンマウントを交換します。
まずは右側を外していきます。
エンジンとフレームをささえている様な部品なので、結構奥底にあります。
ですので、マウントの上に乗っかっている部品たちを外していきます。
そうすると見えてきました。。。
これも基本なのですが、エンジンマウントは1箇所づつ交換していきます。
2か所外しちゃうと、エンジン落ちてしまう可能性がありますので(笑)
さて、下の写真が新旧エンジンマウントの比較です。
赤線部分の隙間が大きく違うのが見えるかと思います。
この分だけ、ゴムがへたってしまっているのですね。
つぎはミッション側(左側)マウントの交換です。
こちらもなかなか奥底にあってですね、バッテリーの土台を外したりと色々取り外さなければいけないのです。
真ん中に見える丸いゴムがエンジンマウント左側様です。
こちらも新旧比較です。
並べてみれば一目瞭然ですね。隙間や、下側のゴムのつぶれ具合が違います。
エンジンの重さがかかっていない状態でこの状態なので、エンジンの荷重がかかれば完全に底付きしてしまいますね。
旧エンジンマウントのアップ写真です。
完全に底付きしてマウントが削られていますね。
新品に交換しました。
こういったタイプのマウントは取付ボルトを締める順序があります。
基本下の写真の様な順序で締め付けます。
順番を逆にしてしまうと、サイドのプレートがボディに当たらない状態になってしまいます。
お気を付け下さい💦
前述しましたが、エンジンマウントは意外と費用対効果が高い部品だと思います。
最近距離が伸びてきて、信号待ちで振動がでてきたなぁなど感じていらっしゃるお客様がいらっしゃれば、一度ご相談下さい。
by A